定年後の住み替えの選択肢と選び方を解説!成功のコツとは
こんにちは。千葉エリアの不動産会社「イエステーション」前島です。
「定年後の生活はどうしよう?」
「住み替えを検討しているけど、どんな選択肢があるのかな?」
そんな不安や疑問をお持ちではありませんか?
定年後の住み替え先はどう選ぶべきか、いつから考え、動き始めれば良いのか、悩みますよね。
そこで今回のコラムでは、定年後の住み替えの選択肢を解説します。
住み替えのタイミングもあわせてご紹介しますので、ぜひご参考にしてみてくださいね!
定年後の住み替えの選択肢からチェック!
定年後の生活は、ライフスタイルや経済状況の変化に伴い、住まいの選択肢も多様化します。
ここではまず、定年後の住み替え先として考えられる主な選択肢を挙げ、それぞれのメリット・デメリットや、その選択肢がおすすめの人についてご紹介していきましょう。
選択肢①新居を購入する
1つ目は、一戸建てや分譲マンションを購入し、住み替えること。
「子どもが独立して、今の住まいは1人暮らし・2人暮らしには広すぎる」「エリアも含め、自分たちに合った住まいを新たに選びたい」と感じている人におすすめです。
スペースが多いと掃除やメンテナンスなど維持管理の手間が負担になりやすいですし、光熱費も必要以上にかかる可能性があるほか、賃貸でない場合は維持管理費や固定資産税などの税金も広さに応じてかかりますよね。
その点、適度な広さの新居を購入すれば、定年後の生活に合わせた理想の住まいを実現できます。
自分たちに合った間取りの家に住み替えることで、生活費の削減も図れるかもしれません。
デメリットとしては、購入時に多額の資金が必要になる点です。
年金生活を予定しているなら、住宅ローンを借りると、月々の返済で家計が圧迫されるおそれも。
現在の住まいの売却代金を使うなど、なるべく融資なしで購入できるように資金計画を立てることをおすすめします。
選択肢②賃貸物件を借りる
2つ目は、賃貸物件への住み替えです。
「定年後のプランが未定だけど、とりあえず現在の広い家からコストダウンを図りたい」といった人におすすめです。
賃貸物件であれば解約もしやすいので、定年後のライフスタイルにあわせて引っ越したり、柔軟に変更が利きます。
ただし、月々の賃料がかかるため、定年後の収支バランスを考慮した物件選びが大切です。
選択肢③子どもやその家族と同居する
3つ目は、子どもやその家族と同居する選択肢です。
特に、経済的な負担を軽減したい人や、家族との絆を深めたい人には魅力的な選択肢といえるでしょう。
現在の家に一緒に住む場合は広すぎるスペースを有効活用できます。
子どもの家に引っ越すパターンもありますが、いずれにせよ、経済的な負担を減らすことができ、日常生活や育児、介護など、お互いに助け合いやすい環境になります。
ただし、同居することで個々のプライバシーが減少したり、家族間での生活スタイルや価値観が異なって摩擦が生じたりする可能性がある点には、配慮が必要ですね。
選択肢④二世帯住宅を建てる・購入する
4つ目は、二世帯住宅を建てる、または二世帯の建売住宅・中古住宅を購入し、子世帯と同居する選択肢です。
子どもとの同居を希望しつつも、プライバシーを重視したい人におすすめです。
二世帯住宅を建てる・新しく購入するのであれば、独立した空間をつくることができ、それぞれの生活スタイルにあった間取りも実現しやすいでしょう。
ただし、通常の戸建てよりも建設費用や購入費用が高くなる傾向があり、間取りが特徴的なので、子どもが将来売却する際に、買い手を見つけるのが難しいケースも。
相続後の取り扱いもあわせて、慎重に検討しましょう。
二世帯住宅については「二世帯住宅は親が亡くなった後にどうするべき?問題点も解説」で詳しく解説していますので、ぜひあわせてご参照ください。
選択肢⑤今の家をリフォーム・建て替えする
5つ目は、定年後の生活にあわせて現在の家をリフォーム・建て替えするという方法です。
現在の住まいに愛着がある、立地的に気に入っているという人におすすめです。
何より慣れ親しんだ環境を離れる必要がないというメリットがありますし、老後に向けたバリアフリー化や設備更新など、自分たちのライフスタイルに合わせた改修が可能です。
ただし、工事期間中は生活空間が制限され、仮住まいが必要になるかもしれません。
また、大掛かりな工事になる場合は、多額の費用がかかる可能性もあります。
定年後の住み替えは一戸建てとマンションどちらが良い?
いくつか選択肢を挙げましたが、一般的には、定年後の住み替え先として一戸建てかマンションで迷う方が多いのではないでしょうか。
迷う方に向け、選ぶポイントをご紹介します。
自由度の高いプライベート空間を重視するなら「一戸建て」
一戸建ては、プライバシーを守りつつ、自分の趣味やライフスタイルを大切にしたい人におすすめといえるでしょう。
理由としては、自分好みの間取りや外観を選びやすく、庭造りやペットとの生活など、趣味やライフスタイルにあわせた理想の住まいを実現しやすい利点があるからです。
また、隣家との距離が保たれるため、ペットが吠えるといった騒音がご近所トラブルになりにくいメリットも。
ただし、維持管理は自己責任なので、庭や外壁の手入れといった、メンテナンスや修繕費用などに、体力・経済的な面で負担が増える場合もあります。
安心で快適、便利な生活を求めるなら「マンション」
分譲マンションは、安全で快適な環境を求める人や、便利な生活をしたいという人にぴったり。
オートロックや監視カメラなどセキュリティ面が充実していることが多いですし、共用部分の管理が管理組合によって行われるため、手間がかかりにくいからです。
なかでもシニア向け分譲マンションは、バリアフリーはもちろん、医療・介護サービスとの連携、多彩な共用施設などが用意されている物件も多く、高齢者にとって利便性が高いでしょう。
また、賃貸の場合も同じですが、今後のライフスタイルに合わせて、いつでも引っ越しができる点がメリットです。
しかし、そういったメリットがある反面、マンション独自のルールに従う必要があり、上下階や左右に隣り合う部屋の住民への配慮は必要です。
部屋を自分好みに改装しづらいデメリットもあるため、ニーズにあわせて検討しましょう。
定年後の住み替えのタイミングは?うまく進めるコツも紹介
ここまで、住み替えの選択肢をいくつかご紹介しましたが、定年後の生活に向けて、どのタイミングで住み替えをすれば良いのでしょうか。
一般的には、50代から住み替えについて考え始める人が多いです。
なかには、60代での引越し準備や手続きの負担を考慮して、50代のうちに住み替えを進める人もいます。
実際のところ、定年退職の直前に限らず、子どもの独立や役職定年の年齢になったタイミングなど、生活や仕事の節目で行うと良いでしょう。
下記のように、住宅選びにはさまざまなポイントを検討する必要があります。
- 長い目で見て定年後の生活に合いそうな間取りか
- 近くに病院や生活便利施設があるなど周辺の環境は充実しているか
- 子世帯との距離は希望に合っているか
- バリアフリーやセキュリティ面など、安心安全に暮らせそうか など
特に、新居購入にはまとまったお金が必要ですから、退職金や貯蓄を利用したり、住宅ローンの審査条件を確認したりと、資金計画も立てなければいけません。
焦らずに住み替えについて考えられるよう、余裕を持って進めましょう。
住み替えを成功させる・スムーズに進めるコツは、上記のポイントのうち、何を優先して新居を選ぶかを明確にし、候補となる物件は必ず実際に訪れて、自分の目で確認することです。
家族と相談しながら比較検討すると、より良い選択ができるでしょう。
また、現在の住まいをうまく売却できれば、より理想にあった新居選びに役立ちます。
家を高く売るには、市場での適正価格(価値)や適切な売却時期の把握が重要になりますので、早めに不動産会社に査定を依頼するのがおすすめです。
住み替え時に、自宅の売却と新居購入のどちらを先に行うか、依頼先の不動産会社はどうすべきかについては、下記のコラムで詳しく解説していますので、ぜひあわせてご参照ください。
住み替えは同じ不動産会社への依頼がおすすめ!メリットや注意点も
定年後の住み替えは早めに計画を立てるのが成功のコツ!
定年後の住み替えの選択肢は、あなたの優先したい条件を踏まえて選び、早めに計画を立てることが成功のコツです。
例えば、1人暮らし・夫婦2人暮らしのライフスタイルに合わせた理想の住まいを実現するなら、適度なサイズの新居に買い替えるという方法があります。
なかでも、より自由度の高い居住空間を目指すなら戸建て住宅、安心や便利さを求めるなら、マンションがおすすめです。
ほかにも、ニーズにあわせて、賃貸物件や二世帯住宅への入居、子どもとの同居、現在の住まいをリフォームするといった選択肢をご検討ください。
住み替えを成功させるには、新居の優先条件を決めて、実際に訪れ、候補の物件を比較検討することが必要です。
できれば、余裕を持って50代のうちから計画を進めると良いでしょう。
定年後の住み替えに悩んだときは、ぜひ不動産会社にご相談ください。
千葉エリアの不動産売却のお悩みは、「イエステーション」がサポートいたします。
多古町店 前島 亮
売却は一生に何度もあるものではございません。
より安心していただけるよう、分かりやすい資料とわかりやすい説明を心がけております。
地元になくてはならない不動産屋としてクオリティの高いサービスをご提供してまいります。