空き家のこと

空き家も火災保険がかけられる!住んでいない家にもかける理由は?

こんにちは。千葉・北総エリアの不動産会社「イエステーション」前島です。

 

「誰も住んでいない空き家なら、火災保険をかける必要はない?」

 

いいえ! 空き家だからこそ起こり得るリスクに備えて、火災保険は加入すべきです。

ただし、空き家が火災保険に入れるかどうかは、空き家の状態や条件、保険会社によって異なります。

 

今回のコラムでは、空き家の火災保険加入について解説。

空き家が火災保険に入れるかどうかとその条件、空き家に火災保険をかけるべき理由、火災保険に関わる注意点などをお伝えします。

消防車のイメージ

 

 

空き家でも火災保険はかけられるが条件もある!

空き家は、その状況や条件によって火災保険に入れるかどうか、どの保険種別になるかが異なります。

 

火災保険は、建物の用途によって種別があります。

たとえば、転勤や里帰りで一時的に空き家になっている、夏や冬に別荘として使っている、賃貸物件でたまたま空室になっているといったケースの空き家は、「住宅物件」として住宅用の一般的な火災保険に加入できることが多いです。

 

一方、長年誰も住んでいない空き家、完全な物置になっていて人が住める状態ではない空き家などは「住宅物件」とはみなされず、「一般物件」として火災保険に加入することになるケースが多いです。

 

一般物件とは、店舗や事務所などの人が住まない建物のこと。

住宅と比べて不特定多数の人の出入りが多く、リスクが高いとされるため、一般物件は保険料が高く設定されています。

 

人が住んでいない空き家といっても、「年に数日は滞在する」「ここ10年ずっと誰も住んでいない」「家財道具がそろっていて住もうと思えば住める」「ボロボロの廃屋」など、その状況はさまざまです。

 

どんな条件の空き家であれば住宅物件として保険に入れるのか、一般物件としての加入になるのか、もしくは加入自体を断られてしまうのか。

その条件は保険会社によって異なります。

 

 

空き家でも火災保険が必要!かけるべき理由とは?

「誰も住んでいない空き家だから火災保険の補償も不要」と思う方もいるかもしれませんが、空き家だからこそ起こり得るリスクに備えて火災保険は必要です!

 

たとえば、台風で窓が割れたり屋根が壊れたりしたときには修理が必要です。

空き家だからといって壊れたまま放置していると、周辺環境や治安、防犯への悪影響を自治体から指摘されてしまい、固定資産税の特例が適用されなくなってしまったり強制撤去されてしまったりする可能性もあります。

 

そのため、空き家であっても適切に維持管理する必要があるのです。

 

また、ボロボロの空き家では壊れた窓や屋根が崩れて、第三者にケガをさせてしまう可能性もありますよね。

ケガをさせてしまった人への損害賠償などは、火災保険に賠償責任特約などをつけることでも対応できます。

 

さらに、空き家には放火のリスクもあります。

燃えてしまって家を建て直さないとしても、燃え跡を片付ける費用は必要になります。

 

普段住んでいない空き家には目が届きにくく、異常が起こったときに気付きにくい可能性があるため、火災保険でリスクに備える必要があるのです。

 

空き家の維持費や管理責任については、下記のコラムで詳しくお話しておりますので、あわせて参考にしてみてくださいね。

空き家の維持費はどのくらい?内訳や目安、注意点など詳しく解説!

空き家を相続放棄したら管理責任はどうなる?デメリットや注意点も

 

 

空き家で火災保険に加入するときの注意点

火事のイメージ

空き家でも火災保険による備えは必要ですし、加入できる可能性も十分にあります。

ただし、通常の住宅とは条件が異なりますので、以下のような点に注意しましょう。

 

空き家の状態によっては加入できないこともある

人が住んでいない空き家でも一般物件として火災保険に加入できる可能性はありますが、管理がされていないボロボロの廃屋などはやはり加入を断られてしまう可能性が大。

火災保険に加入するためには、自分でも空き家の維持管理が必要です。

 

どの程度の状態なら火災保険に加入できるのか、保険料がいくらになるのかなどは、保険会社によって異なります。

空き家の保険加入では、複数の保険会社で見積をとってみましょう。

 

なお、活用予定のない空き家の場合は、売却するなど手放すことも検討してくださいね。

 

地震保険が付けられないケースがある

地震保険は火災保険とセットで加入できる保険ですが、居住用の建物のみが対象です。

 

一般物件としての保険加入では地震保険をつけることができないのはもちろん、住宅物件として火災保険へ加入できた場合も地震保険を付けられるかどうかは保険会社によって異なります。

 

相続した空き家で火災保険を継続できないケースがある

親が住んでいた自宅を空き家として相続した場合、住宅用として加入していた火災保険を継続できない場合があります。

家が空き家になったことを保険会社へ伝えて、火災保険の継続が可能かどうか確認しましょう。

 

空き家になったことを黙って火災保険を継続していては、万が一の際に補償が受けられない可能性もあります。

 

 

空き家こそ火災保険が必要! 住んでいなくても加入できるケースもある

空き家であっても、空き家だからこそ起こるリスクに備えて火災保険への加入をおすすめします。

建物が壊れれば修理が必要ですし、万が一放火で焼失してしまっても燃え跡の片付けが必要です。

 

また、崩れた壁や屋根で人にケガをさせてしまう可能性もあり、そのような場合に備える必要があるのです。

 

空き家も火災保険に加入できますが、条件が厳しくなったり保険料が高くなったりする可能性があります。

引っ越しなどによる一時的な空き家状態などであれば通常の火災保険に加入できることが多いですが、条件によっては住居用ではなく「一般物件」としての加入となることもあります。

 

どのような空き家で火災保険に加入でき、保険料がいくらになるのかは保険会社によって異なります。

空き家の状態によっては火災保険に加入できない可能性もありますよ。

 

もしも活用予定がない空き家なら、売却するなど手放すことも検討してみましょう。

 

千葉・北総エリアで空き家の売却にお悩みの方は、お気軽にイエステーションへご相談ください!

空き家も火災保険がかけられる!住んでいない家にもかける理由は?

多古町店 前島 亮

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