海の近くに住むメリットは?売却する際のアピールポイントを紹介
こんにちは。千葉エリアの不動産会社「イエステーション」前島です。
「海の近くの物件を売却したいけど、どのようにアピールすれば良いの?」
「デメリットがあるなら、フォローもできるようにしておきたいな…」
そんな疑問や不安を抱えていらっしゃいませんか?
海の近くの物件は、適切にアピールポイントを伝えることで、高値での売却も期待できます。
とはいえ、購入者にとってデメリットに感じられる部分もあるため、フォローの仕方も知っておくことが重要です。
そこで今回は海の近くの物件を売る際のアピールポイントについて、メリット・デメリットを踏まえて解説していきます。

海の近くに住む魅力やメリットとは?
海の近くの物件を売却する際は、その立地がもたらす「特別な暮らし」の魅力を、購入希望者にしっかり伝えることが大切です。
特に都心部や内陸部に住んでいる人にとっては、「海のそばで暮らす」ことそのものが憧れというケースも多いため、その期待に応えるような伝え方の工夫がポイントになります。
まずは購入希望者が魅力を感じやすい代表的なメリットと、その効果的なアピール方法をみていきましょう。
メリット① 毎日、海の景色に癒される暮らし
海のそばで暮らす最大の魅力は、なんといっても開放的な景色です。
朝の散歩で潮風に包まれたり、夕方に海辺を歩いて空の色の移り変わりを眺めたりと、日々の生活に自然と“癒しの時間”が加わります。都心生活では味わいにくい、穏やかな時間の流れを感じられるのは大きな価値です。
【伝え方のポイント】
- 「仕事帰りに海沿いを歩くと、潮の香りと風が疲れを和らげてくれました」
- 「休日は近くの海辺でのんびり過ごすのが楽しみでした」
生活の中に自然を感じる瞬間を具体的に伝えることで、購入希望者が「自分もそんな時間を過ごしたい」と想像しやすくなります。
メリット② アクティブな趣味を満喫できる環境
サーフィン、釣り、ジョギングなど、海辺ならではのアクティビティを楽しみたいというニーズは根強くあります。
「休日に遠出しなくても趣味を楽しめる環境」は、働き盛りの世代や健康志向の人にとって、大きな魅力です。
【伝え方のポイント】
- 「歩いてすぐに海へ出られるので、自然と朝活が習慣になっていました」
- 「釣った魚をその日の夕食にしたこともあります」
生活の一部としてアクティビティを伝えることで、よりリアルな暮らしのイメージを持ってもらえるでしょう。
メリット③ 海の恵みを味わえる贅沢な食生活
漁港や直売所が近くにある地域では、地元でとれた魚介類や野菜を安く手に入れられるのも大きなメリットです。
特に食に関心のある購入希望者にとっては、地産地消の生活ができることに魅力を感じる傾向があります。
【伝え方のポイント】
- 「週末は家族で市場へ行くのが楽しみでした」
- 「スーパーでは見かけない地魚が並び、すっかり魚好きになってしまいました」
地域とのつながりや「食を楽しむ暮らし」を伝えると好印象です。
メリット④ 心身ともにリフレッシュできる生活環境
海沿いのエリアは、静かで落ち着いた雰囲気があり、潮風や波の音などの自然の要素が五感をやさしく刺激します。
こうした環境は、日々の気持ちを穏やかにし、気分転換やリラックスに役立ちます。
【伝え方のポイント】
- 「週末は海辺で本を読んだり、お茶を飲む時間が心地よい息抜きになりました」
- 「家から少し歩くだけで海風を感じられ、仕事帰りの気分転換にぴったりでした」
居住者ならではの体験ベースのエピソードは、購入希望者の心に響きやすく、共感を得やすいでしょう。
海の近くに住むデメリットもチェック!その上でのフォローが大切
海辺に住むことに憧れを持つ購入希望者は多くいますが、一方で「塩害が心配」「風が強そう」「災害リスクは?」といった不安を抱いている人も少なくありません。
こうした不安要素に対して、売主として「実際はそれほど問題ではない」「こうすれば対処できる」というフォローの仕方を準備しておくことが信頼感のある売却につながります。
デメリット① 塩害(さび・劣化)への不安
海風に含まれる塩分で住宅や設備の金属がサビたり、劣化したりしないかと不安を感じる方は多いです。
購入希望者の不安を和らげるためにも、「外壁や給湯器には塩害対応の塗装を使っている」「車にはカーポートを設置し定期洗車していた」など、具体的な塩害対策を説明しましょう。
デメリット② 自然災害の心配(津波・高潮など)
海が近いというだけで「津波が心配」と感じる人もいます。
「自治体が指定する避難経路を把握している」「過去の災害でもこの地域には被害がなかった」といった「客観的な事実と備えの実践」を伝えることが有効です。
デメリット③ 湿気や風の強さ
湿気によるカビや結露、風の強さによる生活への影響も、海辺の物件に対して購入希望者が抱きがちな不安の一つです。
「風通しの良い間取りで、湿気はあまり気にならなかった」「洗濯物は室内干しや除湿器で対応していた」など、日常的な湿気対策を伝えましょう。
風の強さについても、「強風時は物干しの場所を工夫していた」「窓にはストッパーを設置していた」といった具体的な対応策を示すと、購入希望者も現実的な暮らしのイメージを持ちやすくなります。
海の近くの土地は、こんな活用方法がある!売却する場合は?

海に近い土地を所有している方から、「できるだけ手元に現金が残る形で売れないだろうか」「なるべく手間はかけずに売却したい」というご相談をいただくことがあります。
イエステーションに「九十九里町エリアの土地を売却したい」というご相談をいただいたのもその一つ。
売却から建物活用、土地活用まで複数の方法をご提案させていただきました。
▶お客様の相談例 なるべく高く売りたい、手間はかけたくない
こちらのケースでは、メリット・デメリットを含めてご検討いただいた結果、まずは仲介で買い手を探していくことに。
一定期間の間に買い手がつかなかったら、当社に買取を依頼いただくという内容でご納得いただきました。
このようなご相談には、以下のような活用・売却方法を組み合わせてご提案しています。
① 仲介で売却する
最も一般的なのは、不動産会社を通じて買い手を探す「仲介」での売却です。
立地や形状が住宅向きであれば、高値での売却が期待できるため、できるだけ手元に多く残したい方に適した方法です。
ただし、すぐに買い手が見つかるとは限らないため、一定期間を設けた上で、売れなければほかの手段(買取や活用)へ切り替える方法も検討すると良いでしょう。
なお、売却時には譲渡所得税などの税金が発生する可能性があるため、事前に仕組みを把握しておくと安心です。
土地売却時の税金や支払いのタイミングについては、「土地の売却でかかる税金を解説!支払いスケジュールと節税方法も」で詳しく解説していますので、ぜひあわせてご参考にしてください。
②不動産買取で早期に売却する
「なるべく早く現金化したい」「遠方に住んでいて管理が難しい」といったケースでは、不動産会社に直接売却する「不動産買取」も有効です。
仲介と比べて価格はやや下がる傾向にありますが、販売活動を行わずに短期間で売却を完了できるため、手間をかけずに確実に手放したい方に適しています。
③賃貸住宅として活用する
「海まで徒歩圏内」「釣りやサーフィンに適したエリア」といった立地の土地であれば、売却だけでなく、趣味を重視する層をターゲットとした賃貸活用も視野に入ります。
サーフボードを収納できるガレージ付きの賃貸住宅や、シャワー設備を備えた倉庫併設住宅などは、海辺のニーズにマッチしやすいからです。
初期投資は必要ですが、中長期的な安定収入を見込める手段として検討する価値があります。
④駐車場として活用する
「すぐには売りたくない」「まだ迷っているけれど、固定資産税だけ払い続けるのはもったいない」といった場合は、土地を月極駐車場として活用する選択肢もあります。
舗装せず砂利敷きで簡易的にスタートすれば初期費用も抑えられるため、「売却のタイミングを考えたい」という方にも向いています。
将来的な売却も視野に入れつつ、土地を遊ばせずに収益化できる点がメリットです。
駐車場にする活用方法については「空き家を駐車場にするメリットとは?コストや活用の判断基準も紹介」で詳しくお伝えしていますので、ぜひあわせてご参照ください。
ちなみに、事例でご紹介した九十九里町エリアには、県内でも有数のサーフスポットがあります。
都心までの距離も近いことから観光客やサーファーも多く訪れ、二拠点生活をされている方もいるため、このような地域特性を生かして、駐車場や賃貸活用なども十分検討できるエリアといえます。
海の近くに住むメリットと価値を最大限アピールする売却戦略を!
海の近くにある物件は、開放感あふれる景色やレジャーの利便性といった魅力が豊富で、うまく活用・売却すれば大きな価値を引き出せる可能性があります。
こうした地域特性を生かし、買主に「海辺での暮らし」がイメージできるような提案をすることで、成約につながりやすくなります。
売却を検討する際は、仲介・買取・賃貸・一時活用といった複数の選択肢を比較し、自分に合った方法を見つけることが重要です。
不動産の売却に悩んだときは、ぜひ不動産会社にご相談ください。
千葉エリアの不動産売却のお悩みは、「イエステーション」がサポートいたします。

いすみ店 前島 亮
売却は一生に何度もあるものではございません。
より安心していただけるよう、分かりやすい資料とわかりやすい説明を心がけております。
地元になくてはならない不動産屋としてクオリティの高いサービスをご提供してまいります。