不動産の査定方法とは?種類や計算方法を解説!確認すべきポイントも
こんにちは。千葉・北総エリアの不動産会社「イエステーション」前島です。
不動産査定は、不動産売却を進めるのにまず行うべきステップのひとつ。
不動産査定を元に売り出し価格を決めるので、できるだけ正確に計算してもらいたいですよね。
今回のコラムでは不動産の査定方法について解説。
不動産の査定方法の種類や計算方法、スムーズで正確な査定のために確認しておくポイントなどをご紹介します。
不動産査定とは?査定方法の種類も知ろう
不動産査定とは、その不動産がどのくらいの価格で売れそうかを判断することです。
不動産会社に依頼し、不動産の公示価格や市場価格、過去の取引相場などを参考にして、査定価格を算出します。
査定価格を元に売り出し価格を決めるので、不動産売却のための最初の一歩といえます。
不動産の査定方法は、「机上査定(簡易査定)」と「訪問査定(詳細査定)」の2種類があります。
机上査定(簡易査定)
不動産の住所、築年数、面積といった条件を伝え、公示価格や路線価、過去の類似物件の実績を元におおよその価格を算出する方法です。
インターネットの査定サイトに情報を入力したり、不動産会社へ電話で伝えたりしてから数時間~1日程度ですぐに査定結果がわかります。
手軽でスピーディなのがメリットで、インターネットで複数の不動産会社に一括査定を依頼することもできます。
訪問査定(詳細査定)
不動産会社のスタッフが現地に足を運び、実際の物件を確認して査定する方法です。
物件の状態や周辺の環境、日当たり、騒音、ご近所トラブルなど、物件ごとの個別の条件も踏まえて査定をするため、より正確な査定価格を算出できるのがメリットです。
現地調査には1~2時間程度、その後1週間ほどで査定結果がわかります。
また、こちらのコラムでも不動産査定の方法やそれぞれにかかる時間、査定にかかる時間を短縮する方法などをご紹介していますので、あわせてご覧ください。
不動産査定にかかる時間の目安は?長くなる理由や短縮方法を解説
ただし、査定価格はあくまでも予想価格のため、売却金額を保証するものではないという点、覚えておきましょう。
不動産の種類によって査定方法の計算が異なる
不動産査定の計算方法はさまざまありますが、不動産の種類によって主に使われる計算方法が異なります。
中でも代表的な「取引事例比較法」「原価法」「収益還元法」という3つの方法をご紹介します。
取引事例比較法
過去の取引事例の価格を元にし、物件ごとの個別の補正・修正・比較などを考慮して価格を計算する方法です。
主にマンションや土地などの査定方法として用いられます。
【試算価格=過去の取引価格 × 補正率 × 物件面積】
原価法
同じ建物を再度建てる場合にいくらかかるかという「再調達原価」を元に、そこへ経年による価値の減少分を考慮して価格を計算する方法です。
主に戸建ての査定方法として用いられます。
【試算価格=再調達原価 × (1 - 減価修正率)】
収益還元法
その不動産から将来得られる収益やそのためにかかる費用、利回りなどを元に価格を計算する方法です。
主に賃貸物件などの投資物件の査定方法として用いられます。
【試算価格=年間純利益 ÷ 還元利回り】
不動産査定の流れを知ろう
不動産査定を依頼するには、まずはインターネットなどの一括査定サービスなどを利用して複数の不動産会社へ机上査定を依頼し、その査定結果を見て訪問査定を依頼する不動産会社を選ぶのが一般的です。
以下のような流れになります。
- 机上査定の依頼
- 査定結果の確認
- 訪問査定を依頼する不動産会社の決定
- 訪問査定の依頼
- 現地調査の実施
- 査定結果の確認
訪問査定の結果に納得できれば、不動産の売却を依頼して売却活動のスタートとなります。
不動産査定の際に確認すべきポイント
不動産査定を依頼する際には、自分でもあらかじめこんな点を確認しておきましょう。
- 周辺相場をチェック
- 修繕履歴や住宅診断実施の有無を確認
- 戸建ての場合は土地の境界を確認
- 不動産や売買に関わる書類を準備
自分でも、おおよその相場を知っておくことで、不動産会社の提示する査定額が相場から大きく外れていないかを判断できます。
また、訪問査定では不動産の詳細な情報があるほど正確な査定ができますので、登記済権利書や固定資産納税通知書、間取り図、住宅性能評価書など、不動産の情報や状態がわかるような書類を集めておきましょう。
ただし、どんな書類が必要かは不動産会社によっても異なるため、事前に確認しておいてくださいね。
不動産売却に向けて査定方法や計算方法を確認しておこう
不動産査定とはその不動産がいくらで売れるのか判断することで、不動産売却の最初のステップです。
物件情報や公示価格、過去データをもとに大まかな査定価格を出す「机上査定」と、現地調査で物件ごとの個別の条件も考慮し、より正確な査定価格を出す「訪問査定」の2種類があります。
複数の不動産会社に机上査定を依頼し、その査定結果を見て、訪問査定を依頼する不動産会社を決めるのが一般的な流れです。
不動産の査定額は費用や市場価格、収益性などを元に計算され、一戸建て、マンション、土地、投資用物件といった不動産の種類によっても用いられる計算方法が異なります。
より正確な査定額を把握するためには、自分でも周辺相場をチェックしたり、不動産の詳しい情報や状態がわかる資料を準備したりしておきましょう。
千葉・北総エリアの不動産売却でお悩みの方は、お気軽にイエステーションへご相談ください!
多古町店 前島 亮
売却は一生に何度もあるものではございません。
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