千葉県夷隅郡の土地売却相場は?町ごとの価格やアピールポイントも
こんにちは。千葉エリアの不動産会社「イエステーション」前島です。
「夷隅郡の土地は、今どのくらいの価格で売れるのだろう」「どんな土地なら買い手が見つかりやすいのか知りたい」とお考えではありませんか。
夷隅郡は海と里山の両方に恵まれたエリアで、町によって土地の価格水準や需要の傾向に違いがあります。
今回は、千葉県夷隅郡の土地売却相場を大多喜町・御宿町の2町ごとに整理し、地域の特徴や売れやすい土地の条件、購入希望者に伝えたいアピールポイントまでご紹介します。
売却の検討材料として、ぜひ参考にしてください。
※2026年10月時点の情報です
千葉県夷隅郡の土地売却相場は?エリアごとにもチェック
千葉県夷隅郡は、大多喜町と御宿町の2つの町で構成されています。
里山の自然が残る大多喜町と、太平洋に面した御宿町では、立地の違いから土地の価格水準にも差が見られます。
相場をつかむには、実際の取引価格と公示地価などをあわせて確認するのがおすすめです。
大多喜町と御宿町の土地売却相場
大多喜町における2025年(令和7年)の不動産の取引価格情報を集計すると、土地売却相場は次の通りです。
- 土地売却価格の中央値:185万円
- 坪単価の中央値:約1万500円/坪
- ㎡単価の中央値:約3,250円/㎡
- 取引された土地面積の中央値:335㎡
御宿町における2025年(令和7年)の不動産の取引価格情報を集計すると、土地売却相場は次の通りです。
- 土地売却価格の中央値:520万円
- 坪単価の中央値:約4万8,000円/坪
- ㎡単価の中央値:約1万5,000円/㎡
- 取引された土地面積の中央値:185㎡
参考:国土交通省「不動産情報ライブラリ」
※地域区分には住宅地のほか、商業地・工業地・宅地見込地を含む
中央値は、データを小さい順に並べた際の中心値です。
極端に高額または低額な取引に左右されにくく、実際の相場を把握する上で参考になります。
公示地価で見たエリアの価格差目安
公示地価とは、国が毎年1月1日を基準日として公表する、標準地1㎡当たりの土地価格を指します。
建物などの条件に左右されない土地本来の価値を示しており、地域ごとの土地価格の水準を比較する際の目安として活用できます。
夷隅郡では御宿町の公示価格が公表されており、令和8年地価公示における御宿町全体の全用途平均価格は、1万8,400円/㎡です。
千葉県内の市区町村別平均価格では44位で、坪単価に換算すると約6.1万円/坪です。
参考:千葉県「市区町村別平均価格順位表《全用途平均》」
続いては、夷隅郡の公示地価を標準地ごとに確認してみましょう。
夷隅郡では御宿町の2地点が標準地に指定されています。
各地点の公示地価と坪単価の目安をまとめました。
| 標準地の所在地 | 令和8年公示地価(/㎡) | 坪単価目安(/坪) |
| 久保字南側2118番 | 1万9,400円 | 約6.4万円 |
| 久保字太子堂面252 | 1万7,400円 | 約5.8万円 |
参考:千葉県「令和8年地価公示価格一覧」
※坪単価は、公示地価(円/㎡)に3.305785を掛け、万円単位で小数第2位を四捨五入
土地の実際の売却価格は、広さや形状、道路との接し方、最寄り駅からの距離、周辺の環境など個々の条件によって異なります。
そのため、町全体やエリア別の土地価格の傾向を知るための目安としてご活用ください。
また、国土交通省が公開している「標準地の所在を表示する図面(夷隅郡御宿町)」を参照すると、標準地の具体的な場所を確認できます。
なお、土地を売却した際には、税金の支払いが必要になる場合があります。
詳しくは「土地の売却でかかる税金を解説!支払いスケジュールと節税方法も」で解説しているので、チェックしてみてください。
千葉県夷隅郡の特徴と土地の需要について詳しく!
千葉県夷隅郡は、太平洋沿いの海岸と森や谷が連なる丘陵地の両方をもつ自然豊かなエリアです。
農業では米づくりや畜産、野菜やたけのこの栽培、海ではアワビやサザエなどの漁が盛んです。
地域内には国定公園や県立自然公園に含まれる場所もあり、都心から観光で訪れる人も少なくありません。
夷隅郡を構成する2つの町の特徴
千葉県夷隅郡を構成する大多喜町と御宿町、2つの町それぞれの特徴と売りやすい土地の条件を見ていきましょう。
大多喜町の特徴
大多喜町は房総半島中央部に位置し、かつての城下町の雰囲気と里山の自然豊かな風景をあわせもつ町です。
高速道路を利用すれば、東京から車で約1時間半でアクセスできる点も魅力です。
歴史博物館「県立中央博物館 大多喜城分館」は町のシンボルで、いすみ鉄道大多喜駅から歩いて15分ほどの場所にあります。
※施設改修のため令和3年12月27日から休館中で、再開時期は未定です
さらに、ハイキングや川遊びが楽しめる養老(ようろう)渓谷、壮大な景観の粟又(あわまた)の滝、夏にアジサイが一面に咲く麻綿原(まめんばら)高原など、季節ごとに表情を変える名所がそろっています。
御宿町の特徴
御宿町は、駅を出て少し歩けば海辺にたどり着き、町のあちこちでヤシの木を見かける南国ムードあふれる町です。
一年を通して温暖なため、季節を問わず快適に暮らせます。
御宿海岸は、童謡「月の沙漠」の舞台としても有名で、白い砂浜が約2kmに続いています。
海水浴場はJR外房線御宿駅から徒歩圏内に3つあり、中央海水浴場までは約7分、浜海水浴場までは約10分、岩和田海水浴場までは約15分です。
新鮮な海産物グルメや、サーフィンを楽しめる環境も町の魅力といえるでしょう。
夷隅郡で売りやすい土地の特徴
夷隅郡では、暮らしやすさや自然環境を具体的にイメージできる土地ほど、購入希望者の候補に入りやすくなります。
①駅に近い土地
駅近の土地は便利で需要が高く、売り出す際には強みとして打ち出せるでしょう。
実際に、御宿町では外房線の駅に近い場所ほど地価が上がる傾向が見られ、大多喜町でも駅別の地価はいすみ鉄道の大多喜駅周辺が最も高くなっています。
②駐車スペースを確保した住宅を建てやすい広さ・形の土地
大多喜町では、鉄道駅やバス停から離れた地域が点在しており、公共交通機関の運行本数が多くないことが課題となっています。
御宿町でも、買い物や病院に行くために車があれば便利との声が多くあり、車移動が中心となっているエリアです。
広い土地や四角形で整った形の土地は駐車スペースを確保した家を建てやすいので、需要が高いです。
③海や里山の自然を身近に感じられる土地
海が近い御宿町や、渓谷・里山に囲まれた大多喜町は、自然の中でのびのびと暮らしたい方や退職後の住まいを探す方から注目されやすいエリアです。
購入後の暮らしをイメージしてもらえるよう、海や山が近いといった周辺環境をアピールしましょう。
千葉県夷隅郡の不動産を売るために知っておきたいアピールポイント
夷隅郡の土地を売却する際は、自然環境の魅力に加えて、町による移住・住宅取得の支援制度を伝えると購入を検討してもらいやすくなります。
購入希望者へのアピール材料として押さえておきたいポイントを紹介します。
①東京23区からの移住者向けの移住支援金
大多喜町・御宿町ではどちらも、東京23区から移り住む方を対象とした移住支援金の制度があります。
大多喜町「大多喜町移住支援事業支援金制度」
対象者は就業・テレワーク・起業など一定の要件を満たした方です。
御宿町「御宿町移住支援事業支援金制度」
対象者は千葉県で移住支援金対象法人に登録している中小企業等に就職した方、移住元での業務を引き続きテレワークで行う方、起業支援金の交付決定を受けた方など。
大多喜町・御宿町どちらも、東京23区に居住または通勤していた方が対象。
支援金の額は両町共通で、単身世帯は60万円、2人以上の世帯は100万円が交付、2人以上の世帯で18歳未満の子どもがいる場合は100万円が加算されます。
参照:大多喜町「大多喜町移住支援事業支援金制度」
参照:御宿町「御宿町移住支援事業支援金制度」
対象要件には細かい条件があります。申請する際は、必ず事前に公式ホームページで要件や申請の流れを確認しましょう。
②大多喜町の住宅取得奨励金
大多喜町には、町内で新築住宅を取得した方が利用できる住宅取得奨励金が令和13年3月31日まで実施されています。
基本の奨励金は30万円で、さらに町内の建設業者が建設した場合は30万円、世帯全員が町外からの転入者の場合は20万円、申請者または同居する配偶者が45歳以下の場合は20万円がそれぞれ加算されます。
対象は居住用床面積が50㎡以上の新築住宅で、取得後1年以内の申請が条件です。
土地を購入して家を建てる方にとって、経済的な負担を軽減できる制度なので、住宅用地を売却する際の大きなアピールポイントになるでしょう。
参照:大多喜町「住宅取得奨励金」
③車社会の暮らしを支えるサポート
大多喜町では、令和7年4月1日以降に大多喜町自動車学校へ入校し、普通自動車免許を取得する町内在住の方に、取得費用として3万円を助成しています。
移住後の生活の不安を和らげる制度として、あわせて紹介すると良いでしょう。
参照:大多喜町「自動車運転免許取得費用」
※各制度の対象要件や申請時期、補助内容は変更される可能性があるため、各町の公式ホームページで最新情報をご確認ください。
売却価格の決め方や適正価格の見極め方は「不動産売却価格の決め方指南!手順や注意点もご紹介」で詳しく解説しています。
また、古家付き土地や空き家は、売却だけでなく活用する方法もあります。
詳しくは「空き家の活用事例をご紹介!補助金や売却が良いケースも」をご参照ください。
夷隅郡の土地売却相場を把握して、地域の魅力とともに売却を進めよう
夷隅郡の土地売却相場を確認する際は、実際の取引価格や公示地価を確認し、エリアごとの価格水準の違いもチェックしておくことが重要です。
千葉県夷隅郡は、大多喜町と御宿町の2つの町で構成されています。
大多喜町と御宿町では地価の水準が異なり、さらに、同じ町内でも駅からの距離や地域によって価格に差があります。
また、海と里山の豊かな自然や、移住支援金・住宅取得奨励金といった支援制度も、購入希望者に伝えたい魅力です。
土地の条件と地域の魅力を整理して伝えることで、スムーズな売却につながりやすくなります。
夷隅郡を含め、千葉エリアでの不動産売却のお悩みは「イエステーション」がサポートいたします。
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いすみ店 前島 亮
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