空き家への不法侵入を防ごう!手口や被害例、予防策を詳しくご紹介
こんにちは。千葉・北総エリアの不動産会社「イエステーション」前島です。
相続したけれど遠方にあって空き家のままにしている家はありませんか?
使わないからといって空き家を放置していると、不審者に不法侵入されてしまう心配があります。
そこで今回のコラムでは、空き家への不法侵入を防ぐ対策を指南!
不法侵入されやすい空き家の状態と不法侵入を防ぐためにできることをご紹介します。
不法侵入されやすい空き家や多い手口をチェック!
誰も住んでおらず、持ち主も見に来ないような明らかに放置されている空き家は、不審者に不法侵入されやすいです。
なぜなら「不法侵入してもバレにくいだろう」と思われてしまうから。
空き家が次のような状態になっていると「空き家を管理もせずに放置しているんだな」と思われてしまうので注意が必要です。
- 窓ガラスや外壁、屋根などが壊れているまま放置されている
- 雨戸や窓を開けた形跡がない
- 庭の雑草が伸び放題になっている
- 郵便受けにチラシがたまっている
- 家の周りにごみがたまっている
警視庁が発表している「令和元年の刑法犯に関する統計資料」によると、令和元年における住宅への侵入窃盗の手口では、空き巣が一番多く全体の約57%を占めています。
やはり「人がいない家」「人の出入りがない家」が狙われやすいのです。
また、空き巣の侵入方法は無施錠の窓やドアからの侵入が約37%、窓のガラスを破っての侵入が約41%、合鍵やピッキングで鍵を開けて侵入してくるのが約7%となっています。
空き家に不法侵入されるとどんな被害がある?
使っていない空き家とはいえ、家は大切な財産。
空き家に不法侵入されると、こんな被害を受けてしまう可能性がありますよ。
住み着き
勝手に家財道具や電気・水道を使用されたり、内装や設備を壊されたり、また、生活ごみを放置されて虫やネズミなどが発生してしまう可能性もあります。
不法侵入者が住み着いてしまうと、空き家を使用したり売ったりしづらくなりますし、万が一、不審者と鉢合わせをしてしまうと暴行を受ける可能性もあり、大変危険です。
盗難
空き家の中に残しておいた家財道具や住宅設備などを盗まれる可能性があります。
火災
不法侵入者のたばこの不始末や不審者の放火による火災の危険もあります。
使わない空き家だったとしても焼け跡の片付けや撤去に費用がかかりますし、万が一、近隣住民へ被害が広がれば損害賠償を請求されてしまう可能性もあります。
犯罪拠点として利用
振り込め詐欺グループの拠点やインターネットで不正購入した商品の受け取り場所など、犯罪行為の拠点として使われてしまう可能性があります。
空き家に不法侵入されると、財産や安全が危険にさらされることはもちろん、このようなトラブルが起こったといううわさが広まって「いわくつき物件」になってしまうことも。
そうなると、その後売却したくても買い手がつかない、売却価格を下げざるを得ないということが起こってしまいます。
空き家に不法侵入されないための予防策は?売却も検討を
空き家への不法侵入を防ぐには、空き家の見回りを行い、管理を徹底することが大切です。
定期的に空き家の清掃や雨戸を開けて風通しを行い、壊れている箇所は修繕、庭の草刈りをして花壇に花を植えるのも良いですね。
チラシを入れられないように郵便受けはふさぎ、不審者が住み着きにくいように電気や水道などのライフラインも止めておきましょう。
誰も住んでいない空き家ではあるけれど、「こまめに持ち主が見に来ている」「いつ人がくるかわからない」と思われる状態を維持しておくと、不法侵入を防ぎやすいです。
さらに、ご近所の方へあいさつをして顔見知りになっておくと、「不審者が家の周りをうろついていた」などの情報を得やすくなります。
遠方に住んでいるなど自分で管理や見回りをするのが難しい場合は、空き家の維持管理をしてくれる専門のサービスなどの利用をおすすめします。
また、今後も活用の予定がない空き家なら、思い切って売却してしまうのもひとつの方法です。
空き家は、持っているだけでも維持管理に手間やお金がかかります。
空き家の維持費について「空き家の維持費はどのくらい?内訳や目安、注意点など詳しく解説!」でご紹介しておりますので、どのくらいの費用がかかるのかぜひチェックしてみてください。
手放してしまえば、維持管理の手間や費用がかかることもなくなり、不法侵入などのリスクもなくすことができます。
ぜひ早めに検討してみましょう。
空き家への不法侵入に注意!対策や売却でリスクを減らそう
空き家を放置して「持ち主は全然見にも来ない」と思われると、空き家に不法侵入されてしまうリスクが上がります。
建物の破損をそのままにしている、庭の雑草が伸び放題、郵便受けにチラシがたまっているなんて状態の空き家は狙われやすいので要注意!
空き家へ不法侵入されると、不審者が住み着いて家財道具や設備、ライフラインを勝手に使われるだけでなく、盗難や火災の危険、犯罪の拠点として使われるリスクがあります。
そういったトラブルのある物件だといううわさが広まれば、その後の売却もスムーズに進められない可能性もありますよ。
空き家への不法侵入を防ぐには、空き家の見回りや管理を徹底することが大切。
壊れた箇所を修繕し、清掃、風通し、庭の手入れなどをして、持ち主の目が行き届いていることをアピールしましょう。
今後も活用予定のない空き家なら、問題が起こる前に売却してしまうのもひとつの方法です。
空き家の処分に悩んだときは、ぜひ不動産会社にご相談ください。
千葉・北総エリアの不動産売却のお悩みは、イエステーションがサポートいたします!
多古町店 前島 亮
売却は一生に何度もあるものではございません。
より安心していただけるよう、分かりやすい資料とわかりやすい説明を心がけております。
地元になくてはならない不動産屋としてクオリティの高いサービスをご提供してまいります。